Jekyll&&Hyde

昨日は晴れ、今日は朝。

2017-02-08から1日間の記事一覧

人生の鱗 第二十一話

日照りが続き涙も流れなくなった目で雲のかけら一つないかと必死に捜しても、干天にシミ一つ無い。畑の作物は枯れ果て家では乳飲み子がもう幾ばくの命しかない。人間はそんな哀しい時代を長く送ってきた。 目指してはならないもの ”節約” 山紫水明、滔々と流…

原子力を考える(9)- イランと日本 -

イランが原子力技術を開発していることで、アメリカは国連を舞台にイラン非難を続け、それと平行して2006年9月に金融制裁を発動した。アメリカばかりではなく同盟国、白人グループはアメリカを横目で見ながら行動を取っている。 イランのアフマディネジャド…

生物と二酸化炭素

地球温暖化の原因物質として二酸化炭素が話題になっている。そして、「動物は呼吸をして二酸化炭素を出し、その分、植物が二酸化炭素を吸収して光合成を行い、酸素を出している。」と錯覚している人が多い。 この錯覚に乗じた訳ではないだろうが、二酸化炭素…

自然に学ぶ・・・地球温暖化

ここ10年来、「自然に学ぶ」という活動をしてきた。最初は、生物の様子を見て、それをなんとか工業的な材料に応用できないかと考え「自己修復」の研究を始めた。それはそれでまあまあ成功し、面白かった。 自然を学んでいるうちに興味を持った第二段階は、環…

原子力を考える(8)- 民主主義とイランの原子力 -

私は一生に一度でも良いから「民主主義」というものを体験したいと思っている。民主主義とは「民が主」だから民に最初に情報が行き、それを元に民が判断し、官はそれに従うという制度だ。現在の日本のように、官は「お上」であり「天下り」する存在ではない…

原子力を考える(7)- イランの原子力開発 -

イランの原子力研究の中心は、テヘラン原子力研究センターとエスファハーン原子力技術センターで出力5MWの米国製研究炉があり、1980年代にアルゼンチン製の燃料(20%濃縮ウラン)を入れて運転をしている。この原子炉は1967年にアメリカから技術供与を受けた…

人生の鱗 第三話 山口良忠と矩子

山口良忠と矩子 天皇の終戦の詔勅が全国に響いてしばらく経っても篠崎キクの息子は帰ってこなかった。それでも・・・二人の子どもを残して、32歳で出征した息子はきっと帰ってくる、キクはそう信じていた。その朝、キクは昨日からなにか重たくなった腰を上げ…

先の戦争の本質(7)靖国神社を世界遺産に

https://youtu.be/WFEZlt-0Zm0

人生の鱗 其の二十八 -事実・論理・意見・感情-

武田邦彦 (中部大学) 人生の鱗 其の二十八 -事実・論理・意見・感情- 2007/01/03 10:20 名古屋大学・教養教育院の4D講義室に行くには、半屋外で常に寒風吹きすさんでいる階段を4階まで登るらなければならない。学内といっても私の部屋からこの講義室に行…